04993-171228 司法修習中の卒業生もMac、親指シフト、Scrapboxへ〈写真は吉祥寺ばっかすの美女〉
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今年の司法試験に合格して12月の初頭から司法研修所にて司法修習が始まった卒業生と食事したら、ITに疎すぎて危機感すらない。周囲の修習生はみんなITを使っているけど自分は手書きで書ければいい、と信じている。在学中にshioが直接教えたことがない卒業生であり、「司法試験受験生は手書きせよ」と教える指導者に教わったらしいから仕方ない。 shioが指導する司法試験生たちは、ITを使って、今ならScrapboxを駆使して、起案の訓練、その他すべての学習を効率的かつ効果的に進めるし、合格後もITの力によって業務を効率化している。21世紀にはそれが当然だとshioは思うのだけれど、20世紀的「手書き至上主義」の指導者の存在も、大学教員の多様性という意味においては貴重。 どの大学を選び、どのロースクールを選び、誰を指導者として選ぶかは学生の自由。選んだらまずはその指導にしたがって訓練すべし。そのうえで、教わったことを相対化して見直す力も必要。大学はそのような批判(「非難」ではなく「検証」という意味です)する尺度をも身につける場所だから。
手書き至上主義を刷り込まれたままロースクールを修了し、「ITを使わなくてもいいんだ」と思い込んでいる彼を囲み、shioの指導を受けてロースクールを修了した弁護士たちも一緒になって、ITの必要性と有用性を得々と説く。実際にMacの画面を見せ、色々とやってみせる。
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中でも文章を書いて見せると「えええ!!」と驚く。そう、今のMacは読みを入力していくだけで、完全に的確な漢字仮名交じりの文章が記述されていくのです。法律語を使ったかっちりした文章であってもメッセージのような柔らかい文章であっても、喋っているのと同じ音をそのままタイプするだけ。変換操作不要。全自動で漢字仮名交じりの日本語が記述されます。
さらに親指シフト配列のキーボードでタイピングする速さにも圧倒されている。左右の人差し指2本を使ったローマ字入力をしている彼からしてみたら、別世界でしょうね。「手書きすればいい、というのは、ニューヨークにフライトで行ける現代に手漕ぎボートで太平洋に漕ぎ出すようなものですよ」と伝えたら、ようやく「Mac、買います!!」
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研究室に行って、各種設定とともにScrapboxと親指シフトの設定も。 まずはIT化への第一歩を踏み出したことに安堵。あとは本人次第。
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